手がしびれる原因と治し方|手根管症候群・頸椎症・胸郭出口症候群の違いとは
このコラムを読んでわかること
手根管症候群・頸椎症・胸郭出口症候群の特徴と違い
症状の出方や見分け方のポイント
こじまクリニックで行う治療アプローチ
放置によるリスクと早期受診の重要性
手のしびれの原因はひとつではない
「手がしびれる」「指先がピリピリする」といった症状は、多くの方が経験する不調です。
しかし、その原因は神経のどこで圧迫や障害が起きているかによって異なり、治療方法も大きく変わります。
ここでは、手のしびれを起こしやすい代表的な3つの疾患 ― 手根管症候群・頸椎症・胸郭出口症候群 ― の違いについて解説します。
手根管症候群|手首で神経が圧迫されるタイプ
手根管症候群は、手首の中を通る「手根管」というトンネルで正中神経が圧迫されることで起こります。
しびれが出る範囲は、親指・人差し指・中指の手のひら側が中心で、夜間や朝方に強く出やすいのが特徴です。
進行すると、指先の感覚が鈍くなったり、ボタンをかけるなどの細かい動作が難しくなることもあります。手首を圧迫したり、とんとんと叩くとしびれが誘発できることもあります。
頸椎症|首で神経が圧迫されるタイプ
頸椎症は、加齢や椎間板の変性によって首の骨が変形し、頸髄や神経根が圧迫されることで起こります。
しびれは首から肩、腕、手まで広範囲に及ぶことがあり、首を後ろに反らすと症状が悪化することも特徴です。
症状が進行すると、握力低下や歩行障害、排尿障害が出る場合もあるため、早期の診断と治療が重要です。
詳しくは▶椎間板ヘルニアを徹底解説|症状、原因、治療法を詳しく説明
胸郭出口症候群|鎖骨〜わきの下で神経が圧迫されるタイプ
胸郭出口症候群は、首から腕へ伸びる神経や血管が「胸郭出口」と呼ばれる鎖骨と肋骨の間の狭い通路でなんらの原因により圧迫されることで発症します。
しびれや脱力感は肩から腕全体に広がり、腕を上げたり重い荷物を持つと症状が強まる傾向があります。
胸や肩甲骨周囲など神経の圧迫が痛みとしてその周囲に感じられることが多いです。
(詳しくは▶手のしびれや痛みは胸郭出口症候群かも?専門医による解説と治療法
見分け方のポイント
3つの疾患は、どこで神経が圧迫されているかによって症状の出方が異なります。
手根管症候群:親指〜中指の手のひら側にしびれが出て、夜間や朝方に悪化する
頸椎症:首を動かすと症状が増悪し、肩から腕全体に広がる
胸郭出口症候群:腕を上げる・重い物を持つなど特定の動作でしびれやだるさが出る
このような特徴から、症状の出方・タイミング・範囲を丁寧に観察することが、鑑別の手がかりになります。
こじまクリニックでの治療
手のしびれは原因によって最適な治療が異なるため、まずは神経圧迫の原因部位を正確に見極めることが大切です。
こじまクリニックでは以下のような多角的な治療を行っています。
神経ブロック注射:神経の興奮を抑え、痛みとしびれを改善
鍼灸・マッサージ療法:筋緊張を和らげ、血流と神経機能を整える
手技療法・運動療法:姿勢や筋バランスの改善を図り、再発予防につなげる
まとめ
手のしびれは一見似たような症状でも、原因は「手首・首・鎖骨周辺」とさまざまで、治療方針も大きく異なります。
放置すると症状が進行して回復に時間がかかることもあるため、早期の診断と専門的な治療が重要です。
「どこが原因か分からない」「治療しても良くならない」という方は、一度こじまクリニックまでご相談ください。
コラム監修医師
こじまクリニック 院長 小島 研太郎
「こじまクリニック」の診療科・所在地・電話番号などは下記をご覧ください。
所在地

- 診療科:ペインクリニック・整形外科
- 〒554-0013 大阪市此花区梅香1丁目21番12号
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