後頭下筋群による頭痛
このコラムを読んでわかること
後頭下筋群が頭痛に与える影響とメカニズム
緊張性頭痛や後頭神経痛の原因と特徴
ペインクリニックでの治療法とその効果
生活習慣や姿勢改善が頭痛予防に与える重要性
後頭下筋群と頭痛の関係
今回は、後頭下筋群が原因で起こる頭痛について解説します。
後頭下筋群(こうとうかきんぐん)は、頭蓋骨の下部と首の上部を繋ぐ小さな筋肉群で、姿勢の保持や頭の動きに重要な役割を果たしています。いくつかの筋肉で構成されます。
大後頭直筋
小後頭直筋
上頭斜筋
下頭斜筋
これらの筋肉は首や頭の動きを支えるだけでなく、脳への血流や神経の機能にも密接に関連しています。そのため、後頭下筋群の緊張や異常は、頭痛などの症状を引き起こすことがあります。
後頭下筋群と頭痛のメカニズム
後頭下筋群は次の頭痛に関与することがあります。
緊張性頭痛
長時間のデスクワークや不良姿勢により、後頭下筋群が過剰に緊張すると、頭部に鈍い痛みが広がることがあります。特に下を向くような姿勢でいると、頭部のバランスを保つために後頭下筋群が収縮しやすい状態になります。
頭痛のコラムもご参照ください。
後頭神経痛
後頭下筋群が過緊張を起こすと、大後頭神経が刺激され、後頭部に鋭い痛みを感じることがあります。
こじまクリニックでの治療法
マッサージ療法・手技療法・鍼灸療法
筋肉の緊張を緩和し、血流を促進することで、症状の緩和を狙います。
神経ブロック注射
症状や状態にもよりますが、神経ブロックをおこない、症状を改善させます。
運動療法・姿勢改善
首や肩の適切なストレッチやエクササイズを指導し、再発を防ぎます。後頭部を以外の首・肩・背中などの筋肉を動かしたり、ストレッチすることも重要です。
また、生活習慣の見直し デスクワーク中の定期的な休憩や、枕の高さを調整するなどの工夫も重要です。
まとめ
後頭下筋群は、姿勢や頭の動きだけでなく、頭痛の原因にも深く関わっています。もし後頭部の痛みや頭痛に悩んでいる場合は、放置せず、早めにご相談ください。。こじまクリニックでは、患者さま一人ひとりに最適な治療をご提案します。
頭痛のない快適な生活を目指し、一緒に治療を進めていきましょう。
コラム監修医師
こじまクリニック 院長 小島 研太郎
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- 診療科:ペインクリニック・整形外科
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